毎年多くの方に実施しているレーザー治療です。
最適治療時期
スギ花粉症の方は、秋頃からスギ花粉が飛び始める前までに行います。10月頃から受け付けております。
ダニ・ハウスダスト等の方は、花粉のアレルギーを合併している場合(例えばスギ花粉)は、その花粉の飛散時期には行うことが出来ませんので、それ以外の時期に行います。
お気軽にご相談下さい。
鼻のレーザー治療の流れ
- 1.事前の診察・検査にまずお越し下さい。
レーザー治療が適切であるかどうかを調べるため、鼻腔内の診察やアレルギーの原因や程度を調べる検査を行います。
鼻腔が狭く、内視鏡やレーザーの器械が入っていかない場合は、レーザーの照射ができないことがあります。レーザー治療の適応であれば手術日を決定します(土・日曜以外)。 - 2.レーザー手術の日
予約した日時に来院して頂きます。お鼻の処置をして鼻腔内をきれいにします。その後、表面麻酔をします。鼻腔内で麻酔が効いた後、レーザー治療を行います。出血などもほとんどないので治療後は特にガーゼなどの詰め物は入れません。10分ほど様子をみてお帰りいただきます。 - 3.治療後の受診
約1週間後に受診していただきます。
レーザーの費用について
レーザーの費用は、保険適用になります。
3割負担の方の場合は1回約9,000円、1割負担の方の場合は1回約3,000円です。
事前の検査料などは別途かかります。
民間の医療保険が利用できる場合がございます。
お入りになっている保険会社さんにお問い合わせ下さい。
アレルギー性鼻炎、花粉症のレーザー治療について
レーザー治療は、鼻の中の粘膜を凝固して変性させる事により、アレルギー症状を緩和させる治療です。
徐々に粘膜は再生するので花粉症が完治するわけではありませんが、シーズン前に治療すればその季節あるいは1〜2年は症状が改善されます。
内視鏡を使って、鼻の全体を見ながらレーザーを照射しますので、安全に、精度を高めることができます。
十分にガーゼによる麻酔を行い、痛みはほとんどありません。
照射時間は3分程度で、麻酔も含めて30分位です。
レーザー
レーザー治療は、耳鼻咽喉科だけでなく、皮膚科、眼科、外科、婦人科、歯科でも広く使われている安全性の高い治療方法です。
当院で使っています炭酸ガスレーザー「レザック」は、組織への達深度(深さ)は浅く、従来の治療に比べ、術中・術後に感じる痛みを抑えることができます。
さらに、高いエネルギーを狭い範囲に集中して、照射間隔を長めにとりながらあてる「スーパーパルス」という機能を搭載しており、照射部周辺の組織の炭化傷害や熱障害を軽減し、術中・術後の痛みを和らげます。
このような鼻の症状の方にオススメです
- * 花粉症の時期だけでなく、一年中鼻閉の症状がある方
- * 仕事や学業で継続して通院が困難な方
- * 薬を服用しても効果があまり得られない方
- * 眠気や口の渇きなどの薬の副作用があらわれやすい方
ただし、鼻腔が狭く、内視鏡やレーザーの器械が入っていかない場合はレーザー照射ができないことがあります。
このためレーザー治療が適応かどうか、事前に診察と検査を行います。
<鼻のレーザー治療の流れ>をごらんください。
鼻のレーザー治療についてよくあるご質問
Q. 手術前日に特に注意することは?
A. 比較的安全な手術ですが、手術前日は過労、暴飲暴食、飲酒を避け、睡眠をよく取って体調を整えて来院してください。体調が優れない場合はお知らせ下さい。
Q. 治療効果はどのくらい続くの?
A. レーザー治療は、あくまでも鼻の症状を軽減する治療であり、永久的に完全に症状をなくしてしまうものではありません。個人差がありますが、平均して約半年〜2年程度です。鼻腔内が構造的に狭い方や、スギ、ホコリ、ダニなど複数のアレルギーの原因がある方は、効果が出にくかったり、効果が短いことがあります。