つくばフラワー耳鼻咽喉科クリニックで診療に使用している設備をご案内いたします。

炭酸ガスレーザー「レザック」

レーザー治療は、耳鼻咽喉科だけでなく、皮膚科、眼科、外科、婦人科、歯科でも広く使われている安全性の高い治療方法です。

当院で使っています炭酸ガスレーザー「レザック」は、組織への達深度(深さ)は浅く、従来の治療に比べ、術中・術後に感じる痛みを抑えることができます。

さらに、高いエネルギーを狭い範囲に集中して、照射間隔を長めにとりながらあてる「スーパーパルス」という機能を搭載しており、照射部周辺の組織の炭化傷害や熱障害を軽減し、術中・術後の痛みを和らげます。

オージオメーター

聞こえの程度を、低い周波数(125ヘルツ)から、会話音域、さらに高い周波数(8000ヘルツ)まで調べる機器です。
ヘッドホンをかけて、各周波数ごとにどのくらい小さい音まで聞こえるかを、ボタンを押していただいて検査します。

もし難聴がある場合は、その原因部分が、鼓膜や中耳にあるか(伝音難聴)、または内耳や聴神経にあるか(感音難聴)がわかります。慢性中耳炎、耳管狭窄症、滲出性中耳炎の診断に用います。

インピーダンスオージオメーター(チンパノメトリー)

鼓膜の動き(柔らかさ)と中耳(鼓膜の奥にある音を伝える小さな骨のあるところ)の圧力を測定します。耳にイヤホンのようなものを軽くあてて測定します。
鼓膜や中耳に障害がある場合や、耳と鼻の奥をつないでいる耳管という粘膜の管の機能を調べて、滲出性中耳炎や耳管狭窄症などの診断に役立ちます。

電子スコープ(喉頭内視鏡)

先端が柔らかく、鼻の中から入れて鼻の奥の咽頭や、喉頭(声を出す声帯のあるところ)を、詳細に見るための内視鏡です。先端にカメラが付いていますので、従来のファイバースコープに比べて、鮮明な画像を得ることができます。
上咽頭炎、喉頭炎、声帯ポリープ(結節)、咽頭腫瘍の診断に役立ちます。

外来診察時の処置用顕微鏡

鼻の中は、狭く奥行きがあり、光が届きにくい構造です。
副鼻腔の中の粘液を吸引する際には、正確な手技を必要とします。
処置用顕微鏡で、両眼立体視をしながら、投射した明るい光により的確な処置を行うことができます。

全自動内視鏡洗浄装置

診断や治療に、内視鏡は欠かせません。
当院では、内視鏡を多数用意しており、使用後に十分な滅菌消毒時間を確保することができるようにしています。
フレキシブルファイバースコープは、柔らかいチューブ製で奥深く診察をすることができますが、長細い形状をしているため滅菌消毒に手間と時間がかかります。
洗浄には十分な時間をかける必要がありますが、本来の業務である看護に専念できるよう、看護師の負担を少なくすることができる全自動洗浄装置を使っています。

サージトロン(高周波ラジオ波)

広い意味での電気メスです。
一般的な電気メスよりも高い周波数により、組織細胞中の水分子へ高密度に作用することで、侵襲を抑えた微細な凝固(組織を固めること)を可能にします。血液を吸引しながら、同時に凝固ができるため、止血しにくい部位があった時に止血操作として役立ちます。

コアギュレータ(高周波凝固装置)

広い意味での電気メスの一種です。 止血操作にも使いますが、主にアレルギー性の粘膜を凝固し収縮させるために使用します。